大阪府豊中市少路2丁目3番22号 JMLクリニックビル豊中1階 TEL0668460180

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スポーツ障害

スポーツでの急性・慢性の外傷を治療・リハビリで、早期の協議への復帰をサポートします

スポーツによるケガには、大きく、2つあります。それは、スポーツ障害とスポーツ外傷です。

■ スポーツ障害とは
比較的に長い期間に繰り返される過度の運動負荷により組織が損傷した場合を言います。
(例:骨折、打撲、捻挫、肉離れ、靱帯損傷、アキレス腱断裂、オスグッド病、シーバー病)

■ スポーツ外傷とは
衝突や店頭などによる1回の強い外力により、組織が損傷した場合を言います。
(例:疲労骨折、野球肩、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、ジャンパー膝、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症)

実際のスポーツの現場では、断続的に繰り返しスポーツをしており、組織が弱っていることが多く、一気に強い外力や負荷が加わると、障害か、外傷か、判別が難しいこともよくあります。
診察時に検査などを含めて、診断したうえで、リハビリを含め、総合的に治療を行います。同時に、再発予防の目的で、ストレッチなどの指導も行います。
スポーツ障害による治療は、骨折などの一時期安静が必要なこともありますが、基本的には、「してもいい動作・練習」をお伝えしたうえで、動かしながら治すことが大切です。少しでも早い復帰を目指します。
改善が不十分であったり、手術加療の必要性が高いときは、連携基幹病院に紹介することもあります。

上肢のスポーツ障害

肩関節

■ 野球肩
投球過多、フォームの不良、ほか全身的な要因(体幹、下肢、肩甲胸郭)により、肩関節に強い負担がかかって関節のゆるみや筋肉などの硬さが原因で起こります。
■ 肩腱板損傷 肩関節の安定性をもたらす腱板が、転倒などスポーツ外傷や加齢に伴う変化が原因で、肩の痛みや肩関節の運動障害をきたします。

肘関節

■ 野球肘(離断性骨軟骨炎)
成長期にボールを投げすぎることによって起こる肘の障害です。内側でも外側でもいたみが起こります。CTやMRIでの検査をすることもあります。
■ ゴルフ肘・テニス肘 肩関節の安定性をもたらす腱板が、転倒などスポーツ外傷や加齢に伴う変化が原因で、肩の痛みや肩関節の運動障害をきたします。

■ 突き指
ボールなどが強く当たり、筋肉や腱などが炎症を起こすことにより発症します。
■ 手指骨折 突き指や強く挟まれることで起こります。放置していることも多く、レントゲンでの検査が必要になります。
■ マレット指(槌指) 突き指で指の第一関節から先がまっすぐ伸びないことがあります。伸筋腱が付いている骨からか、骨ごと切れていることがあります。

下肢のスポーツ障害

大腿、下腿

■ 肉離れ
スポーツ動作中に起こる急激な筋の痛みで、大人は大腿後面(ハムストリング)で子どもは、大腿前面(大腿四頭筋)に多く、筋肉を構成している筋繊維の損傷で起こります。

■ シンスプリント
運動中や運動後に下腿(すね)の真ん中からやや足関節側に縦長に広がる疼痛がある
過労性の障害です。

膝関節

■ オスグッド・シュラッター病
発育期のスポーツ少年の膝のやや下の骨が徐々に出てきて痛みを感じてくるものを言います。飛んだり跳ねたり、ボールを蹴る動作の繰り返しで起こることが多いです。

■ 有痛性分離膝蓋骨
膝の皿の骨(膝蓋骨)が2つ以上に分かれている状態のことを言います。10歳前後のスポーツをしている子に多く症状が出ない場合もありますが、激しいスポーツ動作などに分裂した箇所にストレスが加わることで痛みが出現します。

■ 膝靱帯損傷(前・後十字靱帯損傷、内側・外側側副靱帯損傷)
スポーツ外傷や交通事故などで大きな力が加わったときに種々の靱帯損傷を生じます。不安定のままで放置しておくと、半月板損傷や軟骨損傷を生じることもあります。

■ 半月板損傷
膝関節の大腿骨と脛骨の間にある軟骨の板で、内側と外側があり、クッションの役割をしています。スポーツ外傷や加齢により弱くなった半月に、軽微な力で損傷することがあります。ひどい場合は、水がたまったり、引っ掛かり感や、動かない(ロッキング)ことで歩けないほどの痛くなります。

足、足関節

■ 足関節捻挫・足部捻挫
(リスフラン関節捻挫・関節炎)

捻挫とは、関節を支えている靱帯が痛むことです。捻挫にも程度があります。

足関節の捻挫(靱帯損傷)の程度
Ⅰ度 靱帯が伸びる程度
Ⅱ度 靱帯が一部断裂
Ⅲ度 靱帯が完全に断裂

■ Sever病(踵骨骨端症)
10歳前後の男児に多く、急激な運動で、かかとが腫れたり、圧迫すると痛みがあります。つま先歩きになることがあります。

■ 疲労骨折 スポーツや仕事で骨の同じ部位に繰り返し負担がかかることで、骨にひびがはいったり、進行すると完全に骨折をすることがあります。筋肉痛か疲労骨折か、見極めることが必要です。

■ アキレス腱障害(炎症、断裂) ダッシュやジャンプなどでふくらはぎの筋肉が急に収縮したり伸ばされたときに発症します。痛みのため、体重がかけられずに、つま先たちができなくなります。

■ 有痛性外脛骨 運動を繰り返すことで、足の内くるぶしの内側に硬い隆起物があり、圧痛があります。足部過剰骨の一部で、腱によって引っ張られ、痛みがおきます。

腰部

■ 脊椎分離症
スポーツをしている10歳代前半の青少年に多く、背中を反らす動作での腰痛が起こります。レントゲンやCT、MRIでの検査が必要になることがあります。一定期間の運動制限がかかることもあります。

■ 腰椎椎間板ヘルニア
スポーツで腰に強いストレスが加わることにより、クッションである椎間板が損傷します。腰痛、特に前かがみ(前屈)の時に痛みます。神経を圧迫することにより、下肢のしびれや、ひどくなると、知覚障害や運動神経麻痺を起こします。