骨粗鬆症(骨粗しょう症)
症状に応じたオーダーメイドの治療を実践しています
骨粗鬆症は、骨の量が減少したり、骨の質が劣化(質が悪くなる)することで骨強度が低下し、骨がもろくなってしまう病気です。骨粗鬆症になると骨梁が細くなったり切れたりして、スカスカの状態になり、わずかな衝撃でも折れやすくなります。
当院では、最新の骨密度測定装置や血液検査のデータを解析し、患者様の症状に応じてオーダーメイドの治療を実践しています。
骨粗鬆症は女性に多い病気です
膝の怪我や加齢により膝の軟骨や骨の破壊が進んだ「変形性膝関節症」は30代、40代以降の人に多く発症し、特に50歳以上の女性に多く症状が出ています。歩いたりしゃがんだり、階段の上り下り等の日常動作を行う時に痛みを感じます。 代表的な治療法としてはヒアルロン酸関節内注射、運動による治療、薬による治療、手術による治療がありますが、運動による治療がほとんどの膝の痛みに効果的です。ストレッチやウォーキングなど、無理しない程度に毎日続けることが重要です。
骨粗鬆症の治療
お薬による治療
骨粗鬆症は生活習慣病ともいわれており、生活習慣の見直し(運動や食事)も大切ですが、まずはお薬での治療が中心となります。腸管からのカルシウムの吸収を促進し、体内のカルシウム量を増やすお薬や、骨の形成を促進するお薬、骨吸収を抑制するお薬などがあります。どの薬を選んで、いつから薬物療法をはじめるかは、 年齢や症状の進み具合によって判断します。
食事療法
骨粗鬆症の原因には、食生活を変えることで改善できる要素もあります。カルシウム・ビタミンD・ビタミンKなど骨に必要不可欠な栄養素をなるべく採りましょう。また、タンパク質の摂取量が少ないと骨密度の低下を助長しますので、食事量が少なくなりがちな高齢者の方は注意しましょう。
骨粗鬆症の運動療法
骨量・骨強度を高める
体重をかけて動いたり・筋力をつけることが重要です。
転倒を予防するための運動
体のバランスの改善と下肢筋力の増強が重要
(原因としては内科の病気や加齢の伴う体の変化・ 住居などの生活環境があります)
開眼で片脚立ち 1日の目安:2~3回 |
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![]() 支えが必要な人は、医師と相談して机に手や指をついて行います。 |
スクワット 1日の目安:ゆっくりと5~6回くり返し、3セット |
![]() ![]() 椅子に腰掛けるように、お尻をゆっくり下ろします。 |
かかと上げ(ヒールレイズ) 1日の目安:20回を2~3セット |
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脊柱後弯を予防するための運動
姿勢の改善と背筋力の増強が重要です。
腹筋を鍛える体操 |
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背筋を鍛える体操 |
![]() 椅子に腰掛けるように、お尻をゆっくり下ろします。 |
うつ伏せ(腹臥位)が困難な場合の背筋力訓練 |
![]() ◼︎ 立ったままで |
※無理をせず自分のペースで行いましょう。
※治療中の病気やケガがあるなど、体調に不安がある場合は医師に相談してから実施して下さい。
骨粗鬆症の予防
生活週間を見直して骨粗鬆症を予防しましょう
体重管理 | 運動 |
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適正な体重を保つこと・やせないようにすることが大切体重が減少すると男女とも骨折のリスクは高くなる。 |
中高年者は、歩行を中心とした運動を毎日の日課として行うことが大切専門家が勧めている、いくつかの組み合わせた運動・自己管理による歩行は有効である。 |
栄養指導 | 喫煙と飲酒 |
栄養指導を受けて理解すると、 食事のいろいろな知識がわかり、 しっかりと続けることが大切指導で、知識の増加や行動は |
喫煙を始めないこと、禁煙を保つこと、 過剰の飲酒はしないことが大切喫煙と毎日の飲酒は骨折しやすくする喫煙者と 常習的飲酒者の骨折リスクは男女とも高い。 エタノール量で1日24g未満(ビール500ml、清酒2合) |