大阪府豊中市少路2丁目3番22号 JMLクリニックビル豊中1階 TEL0668460180

0668460180 大阪府豊中市少路2丁目3番22号 JMLクリニックビル豊中1階

骨粗鬆症(骨粗しょう症)

骨粗鬆症専門医と骨粗鬆症リエゾンマネージャーによる専門的な治療

骨粗鬆症の治療は"3つの防ぐ"をめざします
  • 骨折を防ぐ
  • 骨折の連鎖(くり返す)を防ぐ
  • 背中の曲がりやひざの痛みを改善・防ぐ

1.専門的な検査・診療とオーダーメイドな治療
2.骨粗鬆症の原因は、加齢によるものだけではないのです!
3. 治療方針は、「安全に行うこと」+「治療をするからには骨量を増やすこと」です。

専門的な検査・診療と
オーダーメイドな治療

一度、受診をおすすめします

我が国において、急激な人口の高齢化に伴って、骨粗鬆症の患者は増加しています。現状では、1300万人を超えており、50歳代女性の10人に1人、60歳代で5人に1人、70歳代で3人に1人が骨粗鬆症といわれています。骨密度は40歳くらいまで最大値が保たれ、40歳位を境に減少に転じます。つまり、加齢による骨量減少は避けられるものではなく、様々な原因で、若者にも起こることから、誰にでもおこることなのです。
骨粗鬆症とは、「骨のカルシウム量(骨量)が減ることにより、骨がスカスカになって、骨がもろくなり、骨折しやすい状態になる疾患」です。骨がもろくなると、背骨の変形や股関節や手首、肩の骨折、全身の痛みなどが起こることがあります。いざという時に「高齢だから」と対応してくれないこともあり、骨をしっかりすることは、骨折の予防にもなります。
そうならないためにも、専門的な検査をして、必要であれば個人個人に合った「オーダーメイド」な治療を開始・続けることが、大切で、いざという時の対応がスムーズです。
骨の強さ(骨強度)を表す骨の量(骨密度)と骨の質(骨質)の両方を、当院では検査できる骨密度測定法(デキサ)が導入されています。
骨の健康度が気になる方は、一度、受診をおすすめします。

骨粗鬆症の原因

加齢によるものだけではないのです!

1. 加齢高齢になると、骨を作る細胞(骨芽細胞)のはたらきが衰え、骨をつくる力が弱くなるだけでなく、骨に必要な栄養を胃腸での消化・吸収する力も低下します。

2. 閉経閉経や、なにか原因があって早く生理がなくなった人は女性ホルモンの分泌が減ってしまいます。

3. 婦人科疾患(乳がん、子宮がんなど)閉経と同じように、女性ホルモンの分泌が減ることにより、骨量の維持が困難になります。

4. 薬剤性、続発性甲状腺や副甲状腺などの内分泌性疾患や糖尿病などの生活習慣病、ステロイドなどの薬物が原因となることがあります。

5. 運動不足骨の貯金、という考え方があり、小さい頃から運動嫌いで、あまり身体を動かさない人は骨にかかる負荷が少なく、カルシウム量が増えません。

6. カルシウム、ビタミンD不足カルシウムやカルシウムを取り込むビタミンDを豊富に含んだ食べ物をコンスタントに食べる習慣がないとカルシウム不足になってしまいます。

7. リンの摂り過ぎ添加物の多い食品や清涼飲料水の摂り過ぎは危険因子になります。

8. 食塩の摂り過ぎ食塩の摂り過ぎは血圧を上げるだけでなく、カルシウムを尿中に追い出してしまいます。

9. 過度の喫煙や飲酒、カフェインの摂り過ぎ他の生活習慣病につながるものは骨にもよくありません。

10. 胃切除後(胃がんの手術後)など消化器系の問題胃腸の病気や、胃腸をとった人では、胃腸の消化・吸収が悪く、カルシウムを十分に取り込めません。

11. 家族歴家族に骨粗しょう症の人がいるなど、遺伝的な体質がある人は骨粗しょう症になりやすいことがわかっています。

12. 出産後時々、出産後にカルシウムが大量に失われたり、育児に無理な姿勢が続くと、背骨・腰骨(胸椎・腰椎)の多発圧迫骨折が起こることがあります。

当院での骨粗鬆症の実際

当院での治療方針は、「安全に行うこと」+「治療をするからには骨量を増やすこと」です

骨粗鬆症の検査や治療をされた方には、骨粗鬆症の予防に必要な、食事・運動のオリジナルのパンフレットをお渡しします。
» 詳細はこちら

検査から治療までの流れ

① まず、検査をします

■ 血液検査骨粗鬆症の原因になりうる疾患や、体内に必要なカルシウム、ビタミンD、骨代謝マーカーなど
■ 骨密度測定(DXA:デキサ)骨量が顕著に表れやすい腰椎と大腿骨で測定します。合わせて、骨質も計測でき、真の骨強度を測定できます。

② 検査を総合的に判断

検査を総合的に判断します。血液検査結果と骨密度結果をお渡しします。
■ 検査結果:正常結果が正常であれば、特に治療の必要はありません。経過として、半年後や1年後の再評価をお勧めします。
■ 検査結果:治療が必要治療が必要な場合は、その必要性を説明したうえで、おひとりおひとりに適した治療薬を、相談の上選択して、開始します。

③ 定期的な血液検査や骨密度測定

副作用対策や、治療効果を評価・明白に説明するために、定期的に血液検査や骨密度測定を行います。目標に到達すると一時休薬することもあります。

骨粗鬆症の食事療法

栄養をバランスよく

骨粗鬆症の原因には、食生活を変えることも大切です。骨の栄養素であるカルシウム、そのカルシウムの吸収を助けるビタミンD,骨の形成に関係するたんぱく質を活性化するビタミンKが、必要不可欠な栄養素です。たんぱく質も少ないと骨量を低下させるので、食事量が少なくなりがちな高齢者の方は注意しましょう。

骨粗鬆症の運動療法

3つの重要があります

■ 骨量・骨強度を高める運動 体重をかけて動いたり・筋力をつけることが重要です。

■ 転倒を予防するための運動 体のバランスの改善と下肢筋力の増強が重要です。
(原因としては内科の病気や加齢の伴う体の変化・住居などの生活環境があります)

■ 脊柱後弯を予防するための運動 姿勢の改善と背筋力の増強が重要です。

骨量・骨強度を高める

体重をかけて動いたり・筋力をつけることが重要です。

転倒を予防するための運動

体のバランスの改善と下肢筋力の増強が重要
(原因としては内科の病気や加齢の伴う体の変化・ 住居などの生活環境があります)

開眼で片脚立ち
1日の目安:2~3回

支えが必要な人は、医師と相談して机に手や指をついて行います。

スクワット
1日の目安:ゆっくりと5~6回くり返し、3セット

椅子に腰掛けるように、お尻をゆっくり下ろします。
お尻を軽く下ろすことから始めて、膝は曲がっても90度を超えないようにします。

かかと上げ(ヒールレイズ)
1日の目安:20回を2~3セット

脊柱後弯を予防するための運動

姿勢の改善と背筋力の増強が重要です。

腹筋を鍛える体操
背筋を鍛える体操

椅子に腰掛けるように、お尻をゆっくり下ろします。
お尻を軽く下ろすことから始めて、膝は曲がっても90度を超えないようにします。

うつ伏せ(腹臥位)が困難な場合の背筋力訓練

◼︎ 立ったままで
壁に向かって約30cm離れて立ち、指で歩くようにしながら徐々に手を高くあげていく。壁から手を離さない。一番高いところに50秒保ち、できれば1日5回。

◼︎ 座ったままで
安定したイスやソファーに座って背もたれから体を起こして両手の肘を直角にして後ろに引くように動かして背中を反る。または、背もたれに寄りかかって両手を持ち上げてバンザイして、背中を反る。

※無理をせず自分のペースで行いましょう。
※治療中の病気やケガがあるなど、体調に不安がある場合は医師に相談してから実施して下さい。

骨粗鬆症の予防

生活週間を見直して骨粗鬆症を予防しましょう

体重管理 運動

適正な体重を保つこと・やせないようにすることが大切

体重が減少すると男女とも骨折のリスクは高くなる。

中高年者は、歩行を中心とした運動を毎日の日課として行うことが大切

専門家が勧めている、いくつかの組み合わせた運動・自己管理による歩行は
有効である。
栄養指導 喫煙と飲酒

栄養指導を受けて理解すると、 食事のいろいろな知識がわかり、 しっかりと続けることが大切

指導で、知識の増加や行動は
予防施行となる。

喫煙を始めないこと、禁煙を保つこと、 過剰の飲酒はしないことが大切

喫煙と毎日の飲酒は骨折しやすくする喫煙者と 常習的飲酒者の骨折リスクは男女とも高い。 エタノール量で1日24g未満(ビール500ml、清酒2合)