関節リウマチ
免疫異常により手、足に炎症を引き起こします
リウマチ科では手、足の関節の痛みとはれを主症状とする関節リウマチの治療を行います。関節リウマチは、免疫異常により主に手、足の関節の中にある滑膜に炎症がおこり、関節の痛みとはれが続く疾患です。滑膜炎が続くと次第に関節の軟骨、骨の吸収、破壊がおこり、関節の変形がすすみ、手、足の関節の機能障害を引き起こします。血管、心臓、肺、皮フ、神経等の全身組織にも障害が起こることもあります。当クリニックでは、患者様おひとりおひとりに合った、最適な治療をさせていただきます。
関節リウマチの主な症状 |
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・手、足、肩、肘、膝等に腫れや痛みが1ヶ月以上続く ・複数の関節が腫れて痛む ・左右対称に関節が腫れて痛む ・朝に節々が動かしにくく、動いているうちにやわらぐ ・体がだるい、発熱等の症状がでる |
以下の項目に当てはまる方は当院にご相談下さい |
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・他医で血液検査が陽性反応有り、関節リウマチと指摘され(でも未治療)不安な方 ・セカンドオピニオン(紹介状なしでもOK)で親切・丁寧に説明致します ・手指の第二関節(PIP関節と呼ぶ)腫れと疼痛ある方(特に女性に多く見られる) ・他医でリウマチ薬を使用中だが不安で経過をみたい方 ・リウマチかどうかは不詳だが朝、手が1ヶ月以上こわばる方 ・他に手指以外の(例:肘・膝・足首)などの腫脹・疼痛が持続する方 |
検査について
■ 日常生活の中で運動量を増やすこと
関節リウマチの症状は、他のリウマチ性疾患の症状と似通っているため、関節リウマチかどうかを判断することは簡単ではありません。診断は問診、診察、血液検査などに基づいて行います。
早期治療の重要性から、最近海外でも関節リウマチを早期に診断するために、関節1ヵ所でも腫れていて、画像診断で骨びらん(炎症による骨病変)が確認できれば、関節リウマチと診断する基準が発表されました。関節の腫れが続く場合には受診されることをお勧めします。
治療について
■ 薬物療法
治療は抗リウマチ剤による薬物療法とリハビリテーションによる機能改善、手術療法があります。最近、下記の生物学的製剤使用できるようになり、リウマチを治すことが期待できます。
※日本で認可されている生物学的製剤の全ての投与が可能です。
生物的製剤 |
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・エンブレル:投与方法・・・皮下注射 ・ヒュミラ:投与方法・・・皮下注射 ・レミケード:投与方法・・・点滴で投与 ・アクテムラ:投与方法・・・点滴 |
■ リハビリテーション療法
・関節機能の維持改善
・日常生活動作や歩行の改善
・QOL(クオリティオブライフ) 生活の質の向上
※早期の受診が大切です。
※通院が困難な方は訪問リハビリ、デイサービスをご利用下さい。
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■ 手術
関節形成術、人工関節、腱の再生などの手術については専門医療機関への紹介を行っています。